赤飯(強飯)(おこわ)は歴史が長く、古代では日本人の常食のひとつとされていました。
赤い色は縁起がよく邪気をはらい、厄除けの力をもつと信じられ婚礼や誕生、初節句、七五三等のお祝い事にも用いられますが、昔は地方によって葬儀や祖先をしのぶ祭りにも用いられ、現在のように吉事に赤飯、凶事に白蒸しとなったのは、凶を返して吉にするとの縁起直しから来たとのことです。
南天葉を添えるのも[難転]の縁語で、鏡の裏模様につけたり、則に近い鉢植などに植えて、不吉・不浄を転ずる意に用いたのと同じ理由によるとされています。
昔は民間の慶事に赤飯を用いられることはなかったようですが、江戸時代後期頃からは庶民にも浸透し、民間の慶事にも赤飯を用いるようになったそうです。
弊社の赤飯には別途にごま塩などをかけて、お好みで召し上がれるようになっていますが、東北では、塩味ではなく、甘い味がついた赤飯が主流です。
地域により様々なお赤飯があるようで、関東地方では、小豆ではなくささげを用いられることが多いそうです。味覚的には小豆の方が良いのですが、調製の際に皮が破れやすいため、縁起が悪いとされています。北海道でも、小豆の代わりに甘納豆(金時豆)を用いるそうです。
新潟県の長岡では「醤油赤飯」が広まり、赤い色のついた赤飯とは違い、茶色っぽい色をしています。
また、赤飯は一般的にお祝いの席に食べることが多いですが、凶事の席に赤飯を食べる地域もあるようです。
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